酵素飲料に酵素は入っているの?

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私が酵素飲料を扱って15年程経ちましたが、私が初めの頃に気になったことは
酵素飲料には本当に酵素は入っているのか?ということ。

そして次に酵素飲料を飲まれて体調を回復された方のお話を何拾人の方から聞き、
また自分も体調が復活した時に本当に酵素のお陰なのかという2つの疑問が頭から離れませんでした。

これから酵素飲料を飲んでみようとお考えの方の参考になればと正直にこの2点について少しお話しさせてください。
最初の疑問については「酵素はタンパク質」であるというとても基本的な事でした。

酵素飲料の中に酵素が入っているかを確認する方法としては、
化粧箱やビンの外側に表示されている栄養表示の欄を見ていただき、
その中のタンパク質の容量が0の場合、酵素は入っていない可能性が大きいと考えられます。

酵素飲料は清涼飲料水の部門に入りますので
必ず熱処理を施さなくてはいけない決まりになっています。

PH4未満であれば中心の温度が65度で10分間、
PH4以上なら中心の温度85度で10分間の熱処理が義務付けてあります。
(普通の発酵に使う酵母菌は58度で大体死滅してしまいます。)

そうすると酵素はタンパク質なので、熱を加えると活性を失してしまいます。

例えるなら、みなさんご存知の生卵の白身はタンパク質でできています。
生卵を目玉焼きにすると白身の部分は白く固まってしまい。活性を失くした状態になります。

これと一緒で酵素飲料に熱を加えるとこれと同じ現象が起こり、
酵素は活性を失くして何の働きもできなくなります。

それからすると殆どの酵素飲料には酵素は入っていないということになります。

それを確認するには先ほどの化粧箱の栄養表示でタンパク質の内容量で確認することができると思います。

熱処理にて活性を失くした酵素しか入っていなくても酵素飲料と言えるのか
それは発酵という方法を使い酵素反応を利用して作った飲料という広範囲の意味で使えるのではないかと思っています。

でもこれは一般的な話です。

例外的に酵素の中にも高温に耐える酵素も高温に耐えうる酵母菌、乳酸菌も存在します。

ちなみにココナッツウォーターに含まれる乳酸菌、酵母菌は、保健所の指導通りに熱処理を行っても、全く死滅せずにそれらに菌による発酵がドンドン進んでいくのが特徴です。

通常行う熱処理の5倍から6倍の熱処理を行っていますが、その熱処理を行った後にでも酵素に含まれるタンパク質の容量を計ると見事にタンパク質を検出することができます。

従ってココナッツ酵素飲料には酵素が含まれていることが証明されています。

また数は少ないですがココナッツ酵素「自然力」以外でも活性を失くしていない酵素飲料もあるようです。

何度も言いますように酵素はタンパク質です。

酵素がたくさん入っていると宣伝されていても、化粧箱の栄養表示にタンパク質の容量が0では何かおかしな感じがします。

また酵素が生きていると言われますが、酵素は生きものではなくタンパク質ですので生きると言う表現もおかしい表現になりますね。

しかも酵素が入っていたとしても酵素自体が直接体内に吸収されることはありません。

酵素はタンパク質ですから人が持っている消化酵素によりアミノ酸に分解されてしまいます。

酵素が入っている酵素飲料の一番の役割は消化を助けて自分の持っている消化酵素の量が少なくて済むことです。

その分代謝酵素に回り新陳代謝や修復、解毒、排泄などの役割に回すことができると思われます。

しかし、酵素が身体に良いと言われるのはなぜですか?

確かに私達動物は酵素なしには正常な体内の働きが出来ませんので、酵素なしには生命を維持するのはできません。酵素はとても大切なモノには違いはありませんがそれは体内の酵素に限ったことです。

酵素は大きく3種類に分類できます。

まずは消化酵素
次は代謝酵素
そしてもう一つは食物から摂る食物酵素と言われるものです。

私達が一生に作れる酵素の量は限りがある事が分かり、酵素の重要性が叫ばれるようになりました。

酵素の無駄使いを失くそう それには生野菜、果物、刺身などの食材に含まれる食物酵素をたくさん取ることにより、それらに含まれる酵素を使って事前消化させて自分の消化酵素の使う量を少なくし、限りある自分の酵素を大事に使うことが健康な身体を長く維持できると考えるようになったと思います。

ところが日本では酵素は医薬品です。
健康食品ではありません。

但し植物、食物などに含まれる酵素を利用することは何の問題もないのです。

じゃ何故酵素飲料は身体に良いのですか?

先程、説明したとおりで科学的には酵素自体が体内に吸収されることはないのですが、
発酵の過程で酵素反応により原料の栄養成分や
新たに生成された物質(本来その原料になかった質の高い栄養成分が生まれる)が体内に吸収され様々な機能などに働きかけたり活性したりすることで健康な身体作りが出来のではと思います。

例えば植物の細胞膜はとても丈夫にできており、
普通の人の胃腸ではこの膜を破り栄養を取りだすことは難しく、
栄養の一部しか取り出すことはできず残りは吸収されずに体外に排出されてしまいます。

そこで長期間発酵熟成させることで
微生物や酵素の力によって植物の栄養を余すことなく取り出し、原料の栄養、エネルギーを無駄なく摂ることができます。

また長期間の発酵熟成により原料が微生物の働きによりある程度消化された状態になっており
自分の消化酵素やエネルギーが少なくて済むことになります。

それだけに、発酵期間に長さや、発酵させる原料材料に何を使っているかが大きな要因と言われています。

身体に良い働きをすると言われる原材料を使い、しっかりと長期間発酵、熟成させた酵素飲料が優れた酵素飲料といえると思われます

ココナッツ酵素「自然力」は5年間という長い発酵期間を設けているのも、
原料である霊芝、メシマコブ、チャ―ガなどのキノコの外皮は非常に硬く、
その中の優れた栄養成分、機能成分など人間に有用な働きをしてくれる成分を多く保有しており、
その成分をすぐに吸収できるように5年間という長い期間発酵熟成させ、
さらにもう一度新鮮なココナッツウオーターと厳選した15種類の原料を入れ3~4ヶ月発酵させる2段発酵という
他に類を見ない発酵方法を取っているので目に見張るような結果がついてきていると考えられます。

酵素飲料が身体に良いのは大きく分けると2つ
1、 活性を失くしていない酵素により食物の消化を助け、自前の消化酵素の量を少なくすることにより限りある酵素の無駄使いを失くし,代謝や体の補修などに多くの酵素を使うこと可能になり健全な身体を長期に維持することができる。

2、 微生物の働きや酵素反応により原料の栄養成分が細かくなり、また酵素反応による新たな有用成分が作り出されそれらのものが身体にすぐに吸収され様々な働きをしてくれることが健全な身体つくりに役立っている。

他にも腸内環境を整えたり、腸内細菌を活性しているのではないかなど酵素に関する研究は今進んできていることは間違いないが、神秘的な働きをする酵素のこれからの研究への期待は多きいと思われます。

最後に酵素がなければ生きていくことができないのが私達人類ですので、
酵素の無駄使いを極力止めて、酵素を多く含む食材、酵素飲料を身体に取り入れることは
何よりの健康への近道と考えています。

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